私に元気をくれたベルリン
ハロー2020年。皆様明けましておめでとうございます。今年も良い年にしたいものです。
年始から院の海外研修でとある国に来ております。自分が知っている言葉が全く通じない空間に久しぶりに来ました。
高校時代南米へ留学した当初を思い出します。何も分からなくて、一から色々なことを覚えていくこの感じが懐かしいです。そろそろ人生の新たな冒険を始めても良いのかなと思っております。
・
海外にいるということで、昨年ベルリンに滞在していた時間をよく思い出しています。ベルリンに住む友人からいきなりメッセージがあったり嬉しいものです。そんなベルリンでの思い出を少し書いてみたいな。
今回の海外研修を通じて再認識しましたが、やっぱり私は3ヶ月に一回は東京から長期的に離れないと心がボロボロになる。東京が嫌いな訳ではない。私を成長させてくれる場所の一つ。でも離れないと、大切なことを時より見失いそうになる。
ここ数日間、日本を離れているだけで私は数十倍元気になったと感じている。
・
昨年の夏、ベルリンの街に降り立った時も、私の心はしなびていて、何をする元気もありませんでした。
新しい大学院で、異なる世界に出会い、学び、衝撃を受け、環境に適応しようといつも肩に力を入れて生きていました。
何かになろうと、必死で努力する日々。気がついたら、心は疲れていました。
・
ベルリンで生活を始めた頃は、大学院の授業のように誰かに批判されたり、指摘されるのが怖かったのを覚えています。
あとは人からどう思われているかなど。
入学当初、「〇〇生」として優秀でいることが求められていることを、ひしひし感じていました。まぁ、今でもそう。
私は幼い頃から、他人が自分に何を求めているかや、周りの雰囲気をよく感じ取ることが出来ました。
だからこそ、両親や他者が自分に求めていることを、すぐに感じ取ってしまう。そんな能力があるからこそ、今文化人類学を専攻しているのかもしれないけど。
・
話は戻り、ベルリン滞在中は色々な人に出会いました。
世界各国から若いアーティストや、スタートアップ企業を立ち上げようとしている人、お金はないけど幸せそうに生きている人、とにかくやってみることを続けた結果 Youtuberになった人、ピザ配達したりお花屋さんで働いて、夜は自分の好きな料理を楽しむ人とか
そんな出会いを通じて、しがらみとか、ステータスとか、結構どうでも良いなと思うようになりました。誰も、そんなに他人や常識を気にしない感じ。そこから何かを学びました。
上手くは表現出来ないけど、自分が好きなことして、楽しまないでどうするんだ?って。生きる意味すら分からなくなっていた自分ですが、気がついたら元気になっていました。
あとは単純に、時間に余裕を持つことの大切さ。ベルリンのアパートで、ゆっく〜りお風呂でくつろいでいた時、それだけで心が満たされたのを覚えています。
そのままベルリンに残ろうとも思いましたが、とりあえず帰国。やはり、私は研究が好きだし、成し遂げたいことがある。
そのうちベルリンに長期的に住んで見ようとも考えています。ただ、ベルリンで私が楽しく生きていくためには、もっと何かを持っていないとダメだなと。だから日本で頑張って、また成長して帰ってこようと思ったわけです。
・
しかし何事もバランスが重要。日本で頑張りすぎた結果やはり3ヶ月後にはぐったり。時間に余裕がないと、新しいアイディアに寛容になることも、自分のモヤモヤと向き合うことだって難しい。
そんな小さな心の声を無視しやすい環境が東京にはあるんだと思います。
・
なんだかまとまりのない文章になりましたが、海外滞在中に忘れかけていたベルリンでの大切な時間を残しておきたくて、急いでツラツラと書きました。
さて今年はどんな年にしようか。またそうやって色々目標を立てるから疲れるのか。