映画『パディントン2』が可愛すぎた 熊好きにはたまらないね
私はくまに目がない。パンダにはそこまで興味がない。彼たちもくまだけれども。
例えば、大変性にオープンな親父熊が主人公である、映画『テッド』にすら若干愛着を感じてしまう。
モフモフした感じや、手(おててと呼びたくなる)の愛らしさにやられてしまう。まぁ本物の熊はそういうわけにもいかないのは重々承知。人間のエゴである。
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アメリカには良く、テディーベアの形をしたクッキーがコンビニなんかで良く売っている。まぁ味は驚いたものでもないのだが、クマに釣られて購入してしまうのだ。まんまとマーケティングにひっかかるお馬鹿な消費者ですみません。
写真を見ているだけて癒されてしまう。
子供の頃、両親と行った新宿の家具屋さんでくまのクッキーを貰ったことを未だに覚えている。くまのクッキーをくれる場所=新宿と幼い私の頭に刻まれたそうで、よく私は「新宿大好き」と呟いていたそうだ。
くまクッキー恐るべし。
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先日、日本へ一時帰国した際の飛行機でパディントン2を観た。重たい映画を観る気分でもなかったので、ただ楽しめる映画が観たかったのだ。
可愛かった。母と父がデートしていた頃に購入したというパディントンのぬいぐるみが未だに、彼女・彼らの枕元には置いてある。
こういう人形。子供の頃はパディントンが熊だとは知らなかった。
映画『パディントン2』のストーリーはまぁ誰でも楽しめる冒険話。どんな場所でもひたむきに生きているパディントンの姿に若干涙までした。
この純粋極まりない微笑み。ひょんなことから刑務所に入ることになってしまったパディントンであるが、そこでもお得意のマーマレードジャムを振る舞い、皆から気似られる。
そしてパディントンの声を担当しているのが英国男優のベン・ウィショー(Ben Whishaw)さん。
彼の素朴な声もパディントンのキャラクターにピッタリ。可愛い見た目のパディントンとベン・ウィショーの素敵な声のマッチは素晴らしかった。癒され要素が満載です。
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パディントンはイギリスの移民問題を描いているという記事を少し拝見した。日本語吹き替え版で声優を務めている工藤さんもそのようなことをおっしゃっている。
パディントン自身、ペルーからきたクマらしい。
移民問題の核心、最も暗い部分は作中では描かれていない。それでも、もしかしたらこの作品を通じて作者は移民の葛藤や、社会のあるべき姿を子供たちに描きたかったのかもしれない。これはあくまで想像。
まぁ、パディントンは可愛くて愛嬌がある。誰にでも好かれるタイプ。(移民が可愛くないと言っているのではない)パディントン一頭だけがイギリスへ移住するだけなら社会も快く受け入れてくれるだろう。しかし何千、何万頭と熊が移住してきて、パディントンのようにイギリス社会で生きていくとなると話は別。
パディントン3では、そういう生々しい映画を作成しても面白いかもしれない。