異郷からの少女

複雑性をこよなく愛する、意外と単純な人間。フェミニスト🌱Why not?

摂食障害と私ー拒食と過食の狭間でー①

御機嫌よう。

気が付けば6月。皆様いかがお過ごしでしょうか?

週1でこちらのブログ更新したいところですが、怠っております。文章化することで、心の中にあるモヤモヤを解消出来ることもあるので積極的に書いていきたいな。

大学院が始まりかれこれ3カ月目に突入。毎日葛藤と興奮を繰り返す日々。それについては他の記事で。確かに、大変と言えば大変です。身体は時に疲弊して、「辛い!」なんて思うこともありますが、一度立ち止まって自分の状況を考えると本当に恵まれていると思います。だって簡単に言えば、自分の好きな本読んで知識を深めて、フィールドへ行って、考えて、色々書いているだけ(!?)なんですから。しかも有り難いことに、博士卒業まで経済的に学校側から支援していただけているので、最低限度の生活は保障されています。大抵午後から授業なので、満員電車に乗る必要もないですし。

そんな、一見すると夢のような生活(私にとってはね)をしているバッハマンですが、ここ半年ほど、過食症に悩まされています。原因はストレスでしょうか。昨日、学校で健康診断がありついでに精神科の先生にも相談することになりました。再来週、面談です。(そういえば、アメリカ留学中にカウンセリングを受けていたお話も書いていなかったな。いろいろシェアしていきたいです)

これから少しずつこのテーマについて書いていきたいと思います。今日は導入編。笑

どう摂食障害が始まったのか、わかる範囲で書いてきます。摂食障害についてきちんと調べ切れていないので、あくまで個人の経験として捉えて下さい。

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タイトルにもあるように、私は拒食と過食どちらの経験もあります。現在はどちらかというと、過食傾向です。これまで摂食関連で病院を受診したことはありませんので、診断は受けていませんが摂食障害の傾向があることは間違いなさそうです。

私の異常な食行動が始まったのは、中学生の頃。当時はフィギュアスケートをやっていました。その頃は思春期で、従来通りの食事をしているのに体重が増加する日々が続いていました。どんどん太ってくることの焦りと、コーチの体重に関する何気ない言葉が少しずつ心のどこかに積もるようになっていました。チームメートも皆細身ですしね。クラブのイベントはサラダの持ち寄りパーティー。とにかく自分の体形について気にする機会が多い日々。ただ今振り返ると、当時は適正体重を維持していました。

しかしながら、何かのきっかけで「痩せたらもっとフィギュアが上手くなるはず」と思うようになりました。あとはチームにいた男の子に恋心を寄せていた若き日のバッハマンは、「痩せたらもっと可愛くなって、彼と成就出来る‥」なんてことも思っていました。当時から恋多き日々でした。笑

今でも忘れません。大盛のかつ丼を食べたことを区切りに、私は過度なダイエットを始めるようになります。

何をしたかというと、①とにかく食べない ②運動 の2点です。

炭水化物は朝に少し摂取するくらいで、後は野菜やスープを飲んでいました。大好きな給食も同級生に食べてもらっていました。満腹感を得るために、なぜかお酢と水の特性ドリンク…を飲んだり。

ただ、両親は結構食に気を付ける人たちなので、ご飯好きの私が何も食べないことを心配してきます。ダイエットの敵です。彼らの目をごまかすようために、食べたふりをしたりする日々。

元々食べることが大好きだったので、かなり辛い日々でした。ベットの中でお料理本を眺めていたことを今でも覚えています。

フィギュアの練習がない日は、とにかくプールで泳いでいました。50分ノンストップで「死にもの狂い」で泳いでましたね。何メートル泳ぐごとに、頭の中では「よし!ご飯一杯分泳いだ!」なんて考えていました。

そのような生活を数か月続けた結果、勿論劇的に痩せました。身長は当時、既に今と同じ164cm。体重は4か月のダイエットで42kgほど。8kgくらい落ちたのかな?筋肉もそこそこあってこの体重。

それでも、もっと痩せたいと思っていました。ただ幸運なことにその頃から、両親が私の拒食症状に気が付き、私の行動を否定するのではなく受け入れ改善する方向へと持って行ってくれました。

私の拒食行動はあることをきっかけに終了しました。

ある日、母に「お茶を飲むだけで良いから喫茶店へ行こう」と誘われ、子供の頃から馴染みのあったお店へ。母は、私に何か食べるように勧めることもありませんでした。そのような言葉が逆効果であると分かっていたのでしょう。

母は一人美味しそうにティラミスを食べていました。昔から家族で行っていた喫茶店ということもあり、楽しかった子供の頃の記憶がよみがえってきました。(中学生も子供か)そんなことを考えていると、何だかダイエットすることで何も食べない日々がとってもつまらない物のように思えたのです。

「昔は好きなもの食べて、多少お腹が出ていても楽しかったな。」

なんて考えていました。楽しかった日々のことを思い出すことで、いきなりダイエットしているのが馬鹿馬鹿しく思えるようになり、気が付いた母のティラミスを食べていました。とても喜んでいた母の顔を今でも覚えています。

その日から、私は段階を経て通常通りの食事をするようになりました。そのダイエットから特に急激なリバウンドをすることもなく。そこから2年ほど特記するような拒食・過食行動はありませんでした。

これが私の拒食の始まりです。恐らく、この期間に形成した食べ物や体型に対する価値観が未だに頭のどこかに残っていて、現在に至るまで拒食・過食を繰り返し続けているのだと思います。

次回は拒食から過食行動をするようになった時期について書いていきたいと思います。

皆さん良い週末を