異郷からの少女

複雑性をこよなく愛する大学院生。南米・米国長期留学経験有り。フェミニスト🌱Why not?

『パラサイト』を観た後に、ホームレスの横を素通り

ご機嫌よう。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

新型コロナウィルスの影響で、こんな状況になるとは数週間前には予想もしていませんでした。大学院の授業もオンライン、お仕事も完全リモート勤務です。

彼と極力出歩かない方が良いねという話になり、現在同棲状態。毎日規則正しく起きて、彼はお仕事、私は研究が出来るのはありがたい。

いくらインドアな私でも、一人で部屋にこもっていたら気が滅入るはず。

んで、先日『パラサイト』観てきました。ストーリーとしては、大体想像していた感じ。それでも、描き方がとても上手で、鑑賞後非常に気が重くなりました。考えさせられると言ったらとても簡素な表現になってしまうが。


第72回カンヌ国際映画祭で最高賞!『パラサイト 半地下の家族』予告編

私は生まれた時から、これまで大金持ちでは決してないけれど、居心地の良い経済環境の中で育ってきました。(まぁ、それでも裕福な友人ら生活スタイルに憧れや、自分の家庭の経済状況に恥ずかしさを感じたこともある)

先日は飲み屋で「あなたたちみたいな、エスタブリッシュメントに属する人にはわからないと思うけど〜」と半分冗談で、あるおじさんに「こちら」と「あなたがた」を区別されたばかり。確かに今は、見かけ上そのような階級に属しているのかもしれない。けれでも、人文系院生の状況は、そんな悠々としていられるものでもないのは周知の事実だろう。

将来については、どうにかなると楽観視しているが、簡単にどうにかならなくなってしまう脆弱性を持っていることもひしひしとは感じている。

そのどっちつかずな立ち位置で『パラサイト』を鑑賞した。格差、金、名誉、名声、愛、色んな要素がぶち込まれた作品であった。本作品は、社会問題を「食い物にした」エンタメなのか、それとも監督は人々の問題意識を喚起したいのか。

個人的には、『パラサイト』鑑賞後、この社会の矛盾をどうするべきなのか、何が出来るのか、そんなことを考えさせられた。さて、自分のなけなしの給料、奨学金を寄付するのが良いのか。そんなことを悶々と考えながら、映画館を後にした。

夜の街には、繁華街に立つホームレスらしき風貌の方、教会の前で寝る準備をする方など、帰宅するまでに3名ほど「困っていそうな人」を目にした。そのような人たちを横目で確認しつつ、結局私は何もせず素通りして帰路に着いた。

今後、これらの課題と私がどう向き合うかは考え中。今回は、この私の違和感を記すにとどめておく。

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Photo by Pawan Kawan on Unsplash

今の所は、駅前でビックイシューを販売している人から、時々冊子を購入するくらいしか直接的な「支援」「応援」はしていない。あとは街頭で、持ち合わせの小銭をお渡しするくらい。それで問題の根本的な解決には繋がらないだろう。けど、あげない理由もあまり思いつかない。

www.bigissue.jp

 

そんな感じでしょうか。現在は活動するにも時間に制約がある。ふむ。どんと稼いで、寄付するのが良いのか。悶々と考える。

以上。