異郷からの少女

複雑性をこよなく愛する、意外と単純な人間。フェミニスト🌱Why not?

「離婚歴が欲しいので、とりあえず結婚したい」と呟くアラフォーに出会う

ご機嫌よう。書きかけの記事を更新しようと思う。コロナの影響で、今じゃ飲みに行くことなんて論外。これがものの1ヶ月前のことだと思うと何が起きるか分からない。

以下記事である。

最近はお酒を全然飲まなくなって、普段から飲んでいないので、だいぶ弱くなってきている。

飲酒した次の日、体が重かったりする。飲まないで済むなら良いことだらけだろう。健康にも、お財布にも優しい。

そんな私だが、先日久しぶりに先輩と平日に飲み屋をはしごして、早朝までブラブラしていた。

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Photo by Darren Chan on Unsplash

先輩の知り合いで、40代手前の編集者も飲みの席にいた。1軒目は汚い飲み屋で、社会格差とか「固い」話をした。たまたま私たちの隣に座っていたお兄さんは(と言っても40代手前)、「中国もアメリカも嫌いだ」と豪語していた。私は「なんでそう思うのか?」と問いかけようとしたが、一緒に居た編集者に止められた。

そのお兄さんとは人見知りなようで、いつも論理的な議論をしようとしても、喧嘩になって終わるらしい。それでも議論してみた買ったが、その日は例のお兄さんの誕生日だったようで、「喧嘩はよくない」と居酒屋のマスターに忠告され大人しくしていた。

二軒目のバーでは、会話の内容が結局恋愛系にシフトしていく。結局皆んなそれが話たいのか?

ただ普段は基本的に学問の話しかしない先輩の恋愛事情にも興味があったので、私も自分の恋愛ネタをいくつか披露。私の波乱万丈(?)な冒険について気になる方は以下の記事などを是非読んで下さい笑

 

transparentyflat.hatenablog.com

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例の編集者は、どうやら最近知人に勧められて「マッチングアプリ」ペアーズを始めたらしい。

やけに、知人に勧められたことを強調する。まだオンライン上で出会うことに対するスティグマがあるのだろうか。

アラフォー編集者(男性)は嘆いていた。

これまで、アプリで会った女性の多くは、結婚したい20代後半から30代前半のお姉さん。

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Photo by Scott Webb on Unsplash

結婚出来る可能性がないと、即捨てられるらしい。「結婚」を餌に、餌食にされ、餌食にして来たらしい。すなわち、アラフォー編集者がデートする年齢層の人々のゴールは結婚。そして、彼曰くその年齢層で結婚願望がないひとは「ちょっと変わっている」らしい。

話はそれだけでは終わらない。彼は、「とにかく離婚歴作りたいので結婚相手みつけたい」とを言い出す。そんな世界、価値観を生きているひとがいることに驚いた。別に彼を批判するつもりはない。彼だってそんなに結婚したいわけではない。ただ、一度も結婚したことがなく、40代、50代に突入すると「何か問題あるひと」と世間からは認識されてしまうらしい。少なくとも彼が属するコミュニティでは。

もちろん彼の「離婚歴欲しい」発言は半分冗談かもしれないが、半分本当だろう。

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Photo by Nate Neelson on Unsplash

そんなことを呟くアラフォー編集者に対して、結婚願望がゼロに近くかなり社会から逸脱した存在であろう、先輩と私は顔を見合わせて、少し笑ってしまった。よく考えると失礼である。私たちが笑えるのは、結婚していなくても誰からも文句を言われない環境にあり、日常的にそのような社会的圧力を感じない環境にいるからだ。もちろん、プレッシャーがゼロというわけでもない。

なんだかなと思う。社会的圧力を跳ね除けられる人 or それに完璧に同化してしまう人はある意味楽かもしれない。アラフォー編集者のように、社会的圧力を跳ね除けたいがそこまで勇気がなく、だからと言って心のモヤモヤを完璧に無視出来ない人は生きにくいだろうなと勝手に想像してしまった。

こんな私であるが、いきなり結婚することだって十分にあり得る。たかが結婚。されど結婚。

以上。バーイ