異郷からの少女

複雑性をこよなく愛する、意外と単純な人間。フェミニスト🌱Why not?

どんなに素敵な恋人だってうんちする。そんな関係が心地よい。

御機嫌よう。

申し訳ありません。下品なことを書きたいと言うわけではありません。

他人が、お手洗いで用を足している様子を見ることってあまりないですよね。特に女性だとそれが少ないかもしれません。男性のお手洗い事情あまりよくわかりません。

アメリカのトイレの場合(結構どこでも?日本の外だと)、ドアの作りが結構甘いので、隣の人の足が見えたりします。しかも日本のように乙姫のような、トイレの設備もありませんので(日本以外で乙姫を見たことがありません) 用を足している音が丸聞こえです。

まぁ、私の音も聞こえているのですがね。時々、一生懸命踏ん張っている人の声が聞こえたりすることもあります。

そんなことも慣れてしまえば、何の問題もありません。

誰でも、どなたでも、うんちしますからね。人間だもの。

それでも直接、他人が用を足している様子を見る事はあまりないでしょう。

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私は、小さい頃からお手洗いのドアを開けたまま用を足す習慣がありました。もちろん家族からは、いつも非難を浴びていました。ことの発端は、おそらくホラームービーなどを見てしまって、1人でトイレと言う個室の中に入ることが恐ろしくなってしまったことが始まりだと思います。

そもそも、やらなくて良くて、尚且つやりたくないことは極力やりたくない性格。そのため、家族しか周りにいない場合、別にドアを閉めなくても良いかと言う思考回路に陥っているわけです。

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恋人と一緒に住んでいる場合場合どうでしょう?

あまり、友人とそのような話をしたことがないので他人の事情はあまりよくわかりません。

数年前、カントさんとドイツで同棲していました。あの頃は、まさか私たちがポリアモリーになるなんて全く想像もしていませんでした。人生ってわからないものです。

そんな事はさておき、そのドイツでの同棲が私たちにとって初めての共同生活でした。お互いの家を訪れる事はあっても、1日中一緒に過ごすわけではないので、カントさんがどう、いつ、排泄をしているかなど全く考えたこともありませんでした。

architecture, door, entrance

まぁ、一緒に生活をし始めるとそういうわけにもいきません。

今思うとおかしいのですが、カントさんにうんちをしているところを見られたくなかった私は、彼が出かけている隙を見計らって、用を足していました。カントさんが大学の授業へ出かけた瞬間トイレ直行。

逆にカントさんはどうしていたかというと、私が洗面所で歯を磨いているのにも関わらず、気にせず足したりしていました。

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そんなこんなで、数週間後には私も特にカントさんに気を使うことなく用を足せるようになったわけです。

けど、それって意外と難しいことかもしれません。

まぁ、慣れと言うものなのかもしれませんが。今家族の前で用を足せと言われても、少し気が引けてしまいます。

そう考えると、恋愛関係とはやはり他の交友関係とは少し異なる特別なものだなと感じます。お手洗いで用を足している様子を共有することのみならず、お互いの様々な面を共有しあうからこそ、恋愛は深く、楽しく、興味深く、奥深く、そして依存性が高いのかもしれません。

 そんなことを、トイレで踏ん張る恋人の姿を見て考えているバッハマンでありました。