異郷からの少女

複雑性をこよなく愛する、意外と単純な人間。フェミニスト🌱Why not?

修士論文の口頭試問終わる:恥ずかしいったらありゃしない

そんなに緊張していたわけでも、恐れていたわけでもない。修士論文の口頭試問。

修士論文を提出してから早1ヶ月強。「提出したばっかりの時は、内容も頭にしっかり入っているけど、しばらくすると忘れるからちゃんと論文は読んでおいた方が良い」そう色々な人に言われていた。

ただ大学院入学からフィールドワークも含めて2年ほどで書き上げた、しかもそこまで長くない論文の内容を忘れることなどなかった。

ただ「口頭試問」という名前に怯え、試験数週間前から気が重かった。自分は焦っていなくても、周りが焦っていたり入念な準備をしていると、焦ってしまうのだ。

さて試験当日。今回はコロナの影響もありオンラインでの口頭試問。良いんだか悪いんだか。ただ緊張は薄れたかもしれない。苦手な先生の顔は極力見たくなかったので、ひたすら視界を狭め見ないようにした。なんて原始的な対策。

聞かれた質問はごもっともという感じ。それに対して上手く返答出来たり出来なかったり。ここ数ヶ月は大学の人ともそんなに話していないので、アカデミックなことに触れてはいても、それを自分の口で語るとなると言葉が詰まる。まぁ元々口下手なんだけど。

一応無事には終わったが、口頭試問が終了した後、自分が世界でもっとも無知な人間のように感じられた。ただそんな風に悲観していても仕方ない。いただいたアドバイスをもとに、前に進むのみ。

気持ち的にも落ち込みそうになったが、「日本で有数(?)の研究者5人に囲まれたんだから。自分の無知が露わになっても仕方ないさ」と言い聞かせることで、感情の荒波を沈めた。

とは言っても、この記事を書いているだけど、ソワソワしてしまう。