異郷からの少女

複雑性をこよなく愛する、意外と単純な人間。フェミニスト🌱Why not?

手紙は重い?嬉しい?ー大切な人とのコミュニケーションー

クリスマス、年末年始が近くなってきたこともあり、海外に住む懐かしい友人から「クリスマスカード送りたいから住所教えて〜」という連絡が増えてきた。

いくらネット上のコミュニケーションが盛んになった世の中でも、街へ行けば年賀状やクリスマスカードが豊富に売られている。お年寄りが「最近の人は手紙なんて書かないけど」と言っている光景幾度となく見てきたけれど、実際どれだけの人が手紙を書いているんだろうか。

私の家族は少し変わっているのかもしれない。今は家族全員スマホを持っていてLINEなどで連絡を取り合うが、定期的に手紙の交換もする。サプライズとして母から手紙を受け取ったりするののだ。

チラシで溢れた郵便受けから、素敵な絵葉書を見つけた時の小さな喜びは、LINEでは受け取ることが出来ない。

妹は切手、紙(封筒・便箋・ポストカード)、マスキングテープetcが大好きで、手紙を書く時も、封筒のデザインと切手をマッチさせたり、かなり凝っている。

そんな家族に囲まれて育ったため、私も定期的に手紙を書いては人に送りつけている。

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(母に宛てた手紙子供の頃クリスマスが近づくとシュトーレンを食べていたのが懐かしくなり、思わずこの葉書を購入。:下の猫のハガキは、猫好きの方に)

「手紙」と聞くと、「重い」と感じる人がいるかもしれない。私はその「重さ」が好きだ。例えば、「お元気ですか?」としばらく連絡していなかった懐かしい友人に連絡する時も、メールやLINEで聞くのと、手紙で聞くのでは、どれだけ他人が「元気か」と気遣っているかレベルに違いがあるように思える。

同じことを聞いたり、伝えたりしていても、手紙という手段を用いることで、よりメッセージに重みが出るような気がしている。だって手紙を書くためには、紙やペンを準備して、実際にメッセージを書いて、それを封筒に入れ、切手を貼り(その前に切手が必要だ)、それを投函する必要がある。そうやって届けられたメッセージには重みがあり、受け取った人もそれを感じることが出来るだろう。

逆に言うと、大したことを言っていなくても、手紙だと「大したこと」を言っているようにも見える。(良い意味でも悪い意味でも)

何か大切なことを、大切なこととして受け取って欲しいのであれば、手紙を書くことをオススメしたい。

そして手紙の好きなことの一つに、手紙を書き出し、それを受け取ったという連絡をもらうまでに、相手のことを何度も考えることが出来る点。そんなゆっくりした時間に浸り他者を想う時間があっても良いだろう。

懐かしい人に「年賀状書きたいから住所教えて〜」そんな風にコミュニケーションを始めてみても良いかもしれない。

今日はここまで。バーイ🌱